2人のファンから訴えられているビヨンセ (C)BANG Media International

ビヨンセのファンである、ラクエル・カステラノスさんとガブリエラ・デヴィッドソンさんは、昨年末のシカゴ公演で観客に踏みつけられて怪我を負った件で、ビヨンセ側を相手に米クック郡州裁判所で訴訟を起こしたことが明らかになった。

シカゴのCBS局が入手した裁判書類によれば、昨年12月の公演チケットを持っていた2人は、ステージにできるだけ近い位置を確保するため、同公演の会場であるユナイテッド・センターに数時間前に到着していたという。同書類には「時間がたつにつれて、人だかりはさらに大きく、もっと密集度も高くなり、どのように、いつゲートが開くのか、そしてチケット保持者やファンがユナイテッド・センターのどこから入場するのかなどと不安が募ってきており、これに対する説明は全くされなかった」と記載されている。

入場口がついに開いた時には観客が一気に流れ込み、2人は地面に倒され、ものすごい勢いの群集によって踏みつけられ両者ともに意識不明となったという。また、2人はその際に骨折や怪我も負ったために、地元の病院に行くことを余儀なくされた。

長年ビヨンセのファンだという2人は、今回のような出来事を防ぐ対策が一切なされていなかったとして、同アリーナ会場をはじめ、ライブのプロモーターであるライブ・ネイション・エンターテイメントとビヨンセにこの責任があると考えている。2人は同3者を相手に6つの訴訟をおこし、金額未公表の賠償金を要求する構えだという。

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