オージーケーカブトは、3歳から小学校低学年の子どもを持つ1,000人の親を対象に、子どもの自転車ヘルメット着用と交通安全に関する意識について調査を実施した。調査期間は3月14日~16日。

自転車に乗っていて危ないと感じた経験の有無

バランスを崩して倒れそうになった経験も

まず、自転車に乗っていて危ないと感じた経験を聞いたところ、子ども乗せ自転車に子どもを乗せて運転する親は、81.8%があると回答した。自転車に乗る子どもを持つ親も69.8%が危ないと感じた経験があると回答しており、全体で4人に3人(75.8%)が危ないと思った経験があることが分かった。

危ないと感じた具体的な内容について聞くと、「発車・停車の際にバランスをくずして倒れそうになった」(46.2%)、「駐輪中にバランスをくずして倒れそうになった」(43.0%)、「走行中にバランスをくずして倒れそうになった」(31.5%)、「駐輪中にバランスをくずして倒れた」(22.7%)などバランスをくずして危ない感じた経験が圧倒的に多かった。

バランスを崩した経験がある人は57.2%

ヘルメットを着用しない割合は約6割

続いて、ヘルメットの着用率について調査した。子ども乗せ自転車に子どもを乗せて運転する親のうち「必ずヘルメットを着用させている」は40.2%。自転車に乗る子どもを持つ親では「必ず着用」とする割合は30.2%にとどまった。

その反対に「ほとんど着用させていない」(16.8%)、「全く着用させていない」(16.4%)、「ヘルメットを持っていない」(27.8%)を合計すると、6割(61.0%)を超え、「必ず着用する」の2倍と大幅に上回る結果となった。特に、関西では、子ども乗せ自転車で必ず子どもにヘルメット着用させているのは3割以下(28.4%)で、関東(同47.4%)と比べ20ポイントを下回っている。

子ども用ヘルメット着用の実態

ヘルメット選びに際し、頭の形を考慮する人は14%

次に、子ども用ヘルメットの選び方・かぶり方についての認知について調査した。頭にフィットした子ども用ヘルメットが選べていると思うか尋ねたところ、子ども乗せ自転車に子どもを乗せて運転する親の約半数(48.0%) 、自転車に乗る子どもを持つ親の4割(39.6%)が「子どもの頭にフィットしたものが選べる・現在フィットしている」と回答(全体43.8%)している。

しかし、ヘルメット選びに考慮すべきポイントである、「日本人(を含むアジア人)と欧米人の頭の形の違い」については、半数以上(58.5%)が知らないと回答した。ヘルメット選びの時に考慮したと回答した割合は、わずか13.9%となっている。

ヘルメット着用の努力義務「知っていた」は41%

子どもの自転車ヘルメット着用の努力義務について尋ねたところ、子ども乗せ自転車を運転する親の41.2%が「確かに知っていた」、25.4%が「知らなかった」と回答した。自転車に乗る子どもを持つ親では「知らなかった」が半数近く(45.0%)になっており、両者で認知に20ポイントの開きが見られた。

自転車に乗る際、子どものヘルメット着用についての努力義務について