東京都に来て驚いたこと「満員電車」が59.9%、7割以上が答えたのは?

住信SBIネット銀行は同銀行の口座の保有者のうち、東京で働いた経験または居住経験がある30歳～69歳の男女1,266人を対象に、「首都東京に関する意識調査」を2月28日～3月4日に実施した。

8割が「首都直下型地震」に不安

まず、都外出身で東京に居住経験のある721人に対し、上京して"東京はすごい"と驚きを感じたものは何か聞いたところ、最多は「人の多さ」で73.9%、次いで「満員電車」が59.9%、「地下鉄網の複雑さ」が49.7%と続いた。一方で「街の綺麗さ」「景観の美しさ」「人の親切さ」といった点については1割以下となっている。

次に、現在東京に居住している481人に対し、東京で暮らすことで感じる"将来の不安"は何か尋ねると、「首都直下型地震」が79.2%で最も高く、以下3割台で「治安の悪化」「少子高齢化」「南海トラフ巨大地震」「都市型災害(風害・水害など)」「首都高速の老朽化」「災害時の帰宅難民」が続いた。

年代別に見ると、30代では「労働環境の悪化」(36.5%)などの就労環境に関する不安、「待機児童問題」(36.5%)や「教育費の負担増」(26.0%)などの子育てに関する不安が高くなった。

東京都をイメージする漢字、3位「都」2位「雑」1位は?

続いて、全回答者(1,266人)に対し、東京に対するイメージを漢字一文字で表すとどの漢字になるか自由回答で聞いたところ、1位は「混」(227件)となった。

理由については「非常に人が多く町ごとに個性があり、多様性がある」「伝統・文化等々、いろいろなもの・ことが様々に混ざり合っている」といった、"人や文化の集積・多様性"のイメージで選んだとする意見や、「混雑、混沌等でごちゃごちゃした街」など、"都市としての統一性のなさ"を指摘する意見もみられた。

以下、1位の「混」と同様の理由で2位には「雑」(108件)が、3位には華やかな都会とのイメージから「都」(73件)が挙がった。