ボルボ・カー・ジャパンはこのほど、チャイルドシートの正しい使い方などを解説する「チャイルド・セーフティ・マニュアル」の日本語版を制作し、ダウンロードで提供を開始した。無料でだれでもダウンロードできる。
国内におけるチャイルドシートの装着率は年々上昇しているものの、正しい方法で取り付けられていない・正しい位置に着座できていないなど、ミスユースの多さが問題となっている。今回、提供開始したマニュアルは、子供を持つ人々へ、チャイルド・セーフティについて正しい知識を伝えることを目的として制作された。
ボルボは、「体の大きさに関わらず、子供も大人と同等の安全性を確保しなければならない」との理念にもとづき、車の設計・開発段階から子供の安全を考えた設計や開発に取り組んでいる。ボルボにおけるチャイルドシートの開発は1960年代に始まり、1972年には世界で初めて、「後ろ向き」のチャイルドシートを発表した。2000年には世界初のISO-FIX対応の後ろ向き装着チャイルドシートを発表し、2001年以降は妊婦の安全かつ快適な運転環境について特化した研究を開始している。
マニュアルでは、幼い子供は後ろ向きのチャイルドシートに座らせることが重要であるなどの知識をわかりやすく解説している。雑誌のようなビジュアルでわかりやすく、子供の安全を守るための知識が身に付くようになっている。
ボルボでは、2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロにするという目標「Vision 2020」に取り組んでいる。今回の「チャイルド・セーフティ・マニュアル」の提供もそうした活動の一環となっている。