米Microsoftは2日、米サンフランシスコで開催中の開発者向けイベント「Build 2014」で、スマートフォンと9インチ未満のタブレットのWindows OSのライセンス費用をOEMおよびODMに対して無償化すると発表した。
ライセンス費用の具体的な額については不明だが、無償化により、製品への価格転嫁がなくなり、製品の価格競争力を高める余地が拡大すると予測される。引いてはシェア拡大を狙ったものといえそうだ。
Microsoftはスマートフォン、タブレット市場において苦戦しているのが現状。米Gartnerが発表した2013年のOS別タブレットシェアを見ると、Androidが61.9%、iOSが36%と2つのOSだけで97.9%を占めている。Microsoftにいたってはわずか2.1%しかない。また、Strategy Analyticsが発表した2013年のOS別スマートフォンシェアでも、苦戦を強いられている結果が示されている。2013年のシェアはAndroidが78.9%、iOSが15.5%、Microsoftが3.6%となっている。