トラベルケースブランドのグローブ・トロッター ジャパンは、英国車が多数出走するラリーエベント「ザ・グレート・ブリティッシュ・ラリー・イン・東京」を開催した。20世紀初頭のクラシックカーから最新のスポーツカーまで、多数の英国車が都内から箱根までを駆け抜けた。
今年、日本と英国は国交160周年を迎える。これを記念して開催されたこのラリーは、3月14~15日の2日間にわたって行われた。コースは英国大使館を出発し、箱根の富士屋ホテルに宿泊。翌日は東京に戻って南青山や丸の内でショッピングラリーを行い、東京ステーションホテルにゴールした。
箱根や伊豆は、イギリス人からも愛された外国人向けリゾート地であることから、今回のラリーの舞台に選ばれた。かつて日本を旅したイギリス人が愛用した英国製トラベルケース「グローブ・トロッター」が、時代を経ても同様に、今回のラリーでもその役割を果たした。
宿泊に利用された富士屋ホテルは、戦前まで外国人専用としてにぎわったリゾートホテル。同ホテルが誇る日本最古のダンスホール「カスケードルーム」で豪華なディナーパーティーが開催され、ラリー参加者を楽しませた。ゴール地点となったのは、新装して間もない東京ステーションホテル。イギリスに影響を受けた建築物で、明治時代当時の情景をほうふつとさせ、ラリーのラストシーンを盛り上げたという。