米Appleがルネサスエレクトロニクスと同社子会社のルネサスエスピードライバ(RSP)の買収交渉に入ったとする一部の報道を受け、ルネサスエレクトロニクスは2日、公式声明を発表した。それによると「当社およびルネサスエスピードライバは更なる成長の為、譲渡を含む様々な検討を行っておりますが、現時点で決定した事実はありません」としている。
ルネサスエスピードライバは、ルネサステクノロジーが55%、シャープが25%、台湾PowerchipGrが20%を出資して2008年4月に誕生した企業。中小型液晶向けドライバ・コントローラ事業を展開し、iPhoneのディスプレイの画質や省電力性を左右するドライバーICの多くを手がけているとされている。