パナソニックは4月2日、HDDレコーダー付ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」シリーズとして「UN-JL15T3」「UN-JL10T3」の2モデルを発表した。発売は5月20日。価格はオープンで、推定市場価格はUN-JL15T3が76,000円前後で、UN-JL10T3が56,000円前後(いずれも税別)。

上が「UN-JL15T3」、下が「UN-JL10T3」

プライベート・ビエラは、HDDレコーダーとワイヤレスモニターの組み合わせで、家中どこにでも持ち運んでテレビを楽しめるようにした製品。モニター部分はIPX6/7の防水仕様となっており、風呂場や水回りでも使用できる。このシリーズは従来、「DIGA+(ディーガプラス)」として販売されていたが、名前から製品のイメージが伝わりにくいということで、ネーミングが変更された。

モニターの画面サイズは、UN-JL15T3が15V型で、UN-JL10T3が10V型。UN-JL15T3の15V型というサイズは、国内で市販されているIPX6/7相当の防水性能を持ったポータブルテレビでは、2014年4月2日時点で最大となっている。パネルの表示画素数は、UN-JL15T3が1,354×760ドットで、UN-JL10T3が1,024×600。

10V型のUN-JL10T3のモニター部は質量約0.68kgで、15V型のUN-JL15T3でも約1.31kg。持ち運びが苦にならない重さを実現している。モニターの背面に折りたたみ式のスタンドを装備するほか、風呂場などでの使用に便利な吸盤ホルダーも付属している。

「UN-JL15T3」のモニター部

HDDレコーダーユニットの前面(上)と背面(下)

操作はタッチ式。テレビ番組の視聴、録画予約、録画済み番組の再生のほか、Webブラウザも利用可能だ。Webブラウザ機能は、HDDレコーダー側ではなくモニター側に内蔵されており、モニターにはIEEE802.11a/b/g/n対応の無線LAN機能が搭載されている。

画面の上部からコントロールバーを引き出して、画質や音質などの設定を行うこともできる。防水モニターという性質から、反響の多い風呂場用のサウンドモードも装備している。

HDDレコーダーは地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基ずつ内蔵。そのうち1基はテレビ視聴専用で、もう1基は番組録画専用だ。内蔵しているHDDの容量は500GB。15倍までの長時間録画モードも備えている。また、「お部屋ジャンプリンク」に対応しており、同機能に対応したレコーダーがホームネットワークに接続されていると、そこに録画されている番組をプライベート・ビエラのモニターで視聴することができる。

サイズは、UN-JL15T3のモニターがW391×D16.8×H260mm、UN-JL10T3のモニターがW267×D14.4×H189mm、HDDレコーダーがW159×D184×H43mm(突起部含む)。電源はモニターが内蔵充電池で、HDDレコーダーがAC 100V。モニターの充電時間は、UN-JL15T3が約4時間で、UN-JL10T3が約3時間30分。内蔵充電地での稼働時間は、UN-JL15T3が約3時間30分で、UN-JL10T3が約3時間40分。