京阪電気鉄道は4月1日から、マナー向上ポスターの新シリーズ「枕詞は『守ろうね』マナーかるた」を電車内に掲出している。

4~6月に掲出する第1弾ポスター(テーマは「座席の譲り合い」)

35作目となる今回のシリーズでは、百人一首の有名な和歌をマナー標語風にパロディー化。歌人をモデルにした人物も登場させ、マナーが守られていない車内の様子を絵巻風に描く。その様子を見ている周囲の心の声をユーモアを交えた「つっこみ」で表現することにより、乗車マナー向上を呼びかける。

6月末まで掲出される第1弾ポスターのテーマは「座席の譲り合い」。紫式部をモデルとした人物が、かさばる十二単をまとって座席を占領し、乗車してきたお年寄りを横目に眠ったふりをしている様子を描いた。歌人や和歌にゆかりが深い京阪沿線の観光スポットもポスターの中に盛り込むことで、京阪電車での百人一首ゆかりの地巡りもさりげなくPRしている。

「枕詞は『守ろうね』マナーかるた」ポスターは、京阪電車の各車両車内ドア上横スペースに計500程度を掲出する予定(該当枠のない車両は対象外)。第2弾以降のテーマや掲出時期は、決まり次第発表となる。