“グリーンスムージー”、“ホットスムージー”に次ぎ、健康志向の高い女性を中心に、新たなトレンドとして今年注目されているのが“ミネラルスムージー”。野菜や果物だけでなく、ミネラル分が豊富な硬水とスムージーを組み合わせて、より健康や美容効果を高めるとされている。
消費者の生活意識や実態調査を行うトレンド総研が美容関係に従事する20~40代の女性100人を対象に行ったアンケートでは、飲用経験者は19%に留まったものの、69%が「興味・感心がある」と回答し、今後ブームへの高い潜在性を示している。
医療関係や企業業向けに栄養カウンセリングなどを行っているエビータ代表取締役で栄養管理士の浅野まみこ氏によると、ミネラルスムージーに用いられる硬水は、一般に水の硬度を示す指標が301mg/l以上のものを指す。硬度0~100mg/lが“軟水”、101~300mg/lが“中硬水”と呼ばれ、日本の水は軟水にあたり、店頭でも見かけるコントレックスやヴィッテルなどの欧米の水と比べてミネラル分が少ないことが挙げられる。ただし、硬水は独特の苦みなど味に特徴があるため苦手な人も多く、「スムージーとして組み合わせることで、野菜や果物の旨みと相性がよく、好みの味に調整することが可能になる」と浅野氏は説明する。
そんな新たなトレンドとして予想されるミネラルスムージーを手軽に味わえる店舗がここ最近広がりつつある。その代表格が東京・六本木にある「六本木農園」。フランス産で高い硬度で知られる、コントレックスを硬水として使用しているのが特徴だ。また、東京・大田区の「ウォーターポイント田園調布」は、国内初の複合型水の専門店で、全国の大手量販店で設置している水自販機でも取り扱われている「プレミアム硬水」を使用したミネラルスムージーを提供する。そのほか、ネスレが運営する「カフェ ネスカフェ」原宿店・三宮店や、東京・青山にあるジュースバー&カフェの「sky high」でも味わうことができる。
次の美容・健康ブームのトレンドとなりそうなミネラル・スムージー。未体験の人はまずはこうしたお店で気軽に楽しんでみてはいかがだろうか。