ヤフーは1日、ジャパンネット銀行の主要株主となることについて、銀行法第52条の9第1項に基づく認可を金融庁より受けたと発表した。

ヤフーは、2014年4月30日を効力発生日として、同社が保有するジャパンネット銀行の第一種無議決権株式(取得条項付株式)に代えて、ジャパンネット銀行の普通株式を取得する予定。これにより、ヤフーによるジャパンネット銀行普通株式の保有割合は12.18%から41.16%に引き上げられ、ジャパンネット銀行はヤフーの持分法適用関連会社となる。

また、三井住友銀行によるジャパンネット銀行普通株式の保有割合は61.44%から41.16%に引き下げられ、連結子会社から持分法適用関連会社となる予定だという。

ヤフー、ジャパンネット銀行、三井住友銀行の3社は2006年6月29日、資本提携を伴う業務提携を実施。以降、ヤフーとジャパンネット銀行は双方の培ってきたノウハウなどを活用し、新商品やサービスの共同開発を行ってきた。今後はさらに連携を強化し、ジャパンネット銀行の決済スキームを活かして、Yahoo! JAPAN IDと密接に連携した安全性・利便性の高い先進的な決済サービスと金融サービスを提供していくとしている。