日本航空(以下、JAL)は羽田空港国際線ターミナルの拡張と国際線ネットワークの拡充にあわせて、新しいサクララウンジをオープンした。

出発前のひと時を「サクララウンジ」で

基本コンセプトは「モダンジャパニーズ」

新しい「サクララウンジ」は国際線ターミナルビルの拡張部分を中心に新規に展開し、面積・座席数ともに現行の約2.5倍に拡大した(オープン後の席数:本館314席、スカイビュー271席)。シャワー室を増設し、新たに更衣室や授乳室も設けた。女性用トイレにはパウダールームも設置している。

基本コンセプトは「モダンジャパニーズ」。JALグループの新商品・サービスの総合アドバイザーである小山薫堂氏の協力のもと、日本を代表するインテリアデザイナー小坂竜氏が手がけたデザインにより、「日本のこころ」「日本のおもてなし」を、ラウンジという空間を通して形にした。

都心の景色が一望できる「スカイビュー」

サクララウンジ本館は、利便性の高いターミナルビル中央部分に展開。4階には食事が楽しめるダイニングがあり、「JALラウンジカレー」や「メゾンカイザー」の焼きたてパンなどが楽しめる。

飛行機の離発着をゆったり眺められる「スカイヒル」

武田双雲氏の大型アートとバーカウンター

新たに増築した5階には、「サクララウンジ・スカイビュー」を設置した。大きな窓が全面に広がり、国内線ターミナルや都心の景色が一望できる。バーカウンターと、書道家・武田双雲氏による世界地図をモチーフにした大型アートも設けている。

また、「room to room」という考え方に基づき、フロアの奥へ進むに従って家具やカーペットなどのデザインが次々と変化する。各空間の間には伝統的なデザインの格子(こうし)が施し、落ち着いた雰囲気の中にもバラエティに富んだ空間を展開。フロアの最も奥にあるエリアは、プライバシーを重視したソファー席とマッサージチェアを配置した。

プライバシーを重視したソファー席

スターシェフ特製「手鞠(てまり)寿司」

サクララウンジオープン記念として、4月14日までJAL空の上のレストラン「スカイオーベルジュBEDD(ベッド)」のスターシェフとのコラボレーションによる、特製「手鞠(てまり)寿司」が楽しめる(数量限定)。

なお、JALファーストクラスラウンジは、ターミナル中央4階部分に2014年8月末のオープンに向けて準備を進めている。オープンするまでの期間は、サクララウンジ(本館)、サクララウンジ・スカイビューにおいて、それぞれJALファーストクラスラウンジの利用者向けの優先コーナーを設置する。