Googleを筆頭に、今年も各社熱の入ったエイプリルフールのネタ合戦が展開されているが、韓国Samsungと台湾HTCが公開したネタ企画がいずれも「ウエアラブルグローブ」と、意図せずかどうか不明だが"ネタかぶり"状態になり話題を呼んでいる。

Samsungのウエアラブルグローブ「Samsung Fingers」

ジェスチャーで着信を許可/拒否できる

Samsungが公開したウエアラブルグローブは「Samsung Fingers」。0.2mmの薄さと1gの軽さを兼ね備え、3インチの「UHD Super Emo-LEDディスプレイ」を搭載するほか、5G/902.11wz Wi-Fiという未知のハイテク通信網、16メガピクセルカメラやジャイロセンサーを装備。グローブに載せた物体の認識機能や保温機能、ソーラーチャージ機能、ジェスチャーによる着信許可/拒否機能などが利用できる多機能グローブとなっている。

こちらはHTCのウエアラブルグローブ「htc gluuv BETA」。紹介機能を見た限りでは「Samsung Fingers」の方が高機能に思える

一方のHTCでは、「htc gluuv BETA」を公開。絹のような滑らかさを持つという「Samsung Fingers」と異なり、こちらは近未来を思わせる金属様のウエアラブルグローブだ。3月に発表された、同社のフラッグシップスマートフォン「HTC One (M8)」をシームレスに統合できる。87.2メガピクセル(!)のカメラも搭載する。

意図せずかどうかは不明だが2社同じ"ネタかぶり"状態になった今年のエイプリルフール企画だが、国内では講談社が「ウエアラブルを超えた」人体一体型端末「kebo」を発表しており、ウエアラブル系は鉄板の4月1日ネタともいえる。早くも来年の4月1日が楽しみだ。