ビー・エム・ダブリューは1日、「3月25日に発表した新型MINIに、ボタン操作1つで旧型のクラシックMINIに変身する『Classic MINIボタン』を装備した限定車『THE NEW MINI』を設定し、本日限定で販売を行う」とのプレスリリースを配信した。
ファンにとっては、1台で新旧「MINI」を楽しめる究極の限定車となるはずだが……、残念ながら、これはMINIによる昨年に続いての「エイプリル・フール」ジョークだ。今回のプレスリリースは、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたMINIのハッチバック・モデルの発売が3月25日に発表されたばかりという、絶妙なタイミングでのジョークとなっている。
ちなみにリリースでは、「原点回帰にこだわり抜いた『THE NEW MINI』は、その姿までもクラシックMINIへと変えることが可能である。変形はダイナミックにしてシンプル。マルチ・インフォメーション・ディスプレイの『CLASSIC MINIボタン』をワンタッチするだけで、各パーツが次々とひっくり返り、32秒でクラシックMINIに完全変形。超合金ロボの変形にも戸惑いがちな、変形オンチの方にも安心の変形テクノロジーを採用している」とのことで、変形ロボットを思わせる内容となっており、変形ボタンや変形シーンの画像まで用意されている。
さらに、「ドイツBMWのA.プリルフール設計主任」のコメントとして、「クラシックMINIと共通の設計思想を持つNEW MINIにとって、変形は困難なことではなかった。だが、注意点が2つある。ひとつは、安全な変形のためにドライバーが車外へ排出されてしまうこと。雨天での変形には気をつけてほしい。もうひとつは、このリリースの日付だよ」とオチまで記載されている。このリリースを見て、本当に「THE NEW MINI」を欲しがる人に向けた予防線なのかもしれない。