楽天トラベルはこのほど、4月26日~5月6日のゴールデンウィークの期間における海外旅行の予約における調査結果を公表した。
海外旅行は前年よりも増加
同調査は、3月14日時点での予約人泊数実績をもとに前年同期比で算出している。
まず、今年のゴールデンウィークは消費税増税後であるにも関わらず、海外旅行宿泊予約動向においては前年に比べて10.4%高くなっている。男女別では女性の伸び率が高く、50代の女性で+31.9%、次いで30代の女性が+22.1%と大きな伸びを見せた。30代に関しては、女性に限らず男性でも高くなっている。
また、50代、60代におけるハワイの予約状況は、前年同期に比べ2倍以上の伸びを示した。この背景には1970年代から海外ハネムーンの渡航先として人気だったハワイに、当時新婚時代だった50代・60代が再訪している可能性があると同社は見ている。
グアム・ハワイなど近距離リゾートが人気
予約状況を国別で見ると、ベトナムが前年同期比+101.4%でトップとなっているほか、温暖な近距離リゾート(グアム、ハワイ)、マレーシアが上位にランクインしている。
ベトナムやマレーシアは、東南アジアの人気リゾート地として地位を確立しつつあるほか、特にマレーシアは成田-コタキナバルの直行便が復活したことで利便性向上に伴い、予約が増加している。また、グアムは今年の日並びや円安により、日本からの観光客に影響がでることが想定されることから昨年よりも割安な傾向がみられるという。
ファミリー層も含めてリゾートエリアの中で安定した人気を常に保っているハワイでは、生活するような感覚を味わえるコンドミニアムが人気がある。話題となったパンケーキ専門店や離島人気により、女性の需要が伸びている。台湾は人気の高い近場エリアの中でもLCCの利便性が高く、気軽に訪問できる渡航先として人気となっているようだ。
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