オリンパスイメージングは4月1日、ICレコーダー「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズの新モデル「DS-902」を発表した。発売は4月25日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は30,000円前後(税別)。
デジタル図書コンテンツ・DAISY(Digital Accessible Information System)対応ファイルの再生や、テキストファイルの音声読み上げ機能などを搭載し、視覚障がいを持つユーザーでも使用しやすいICレコーダー。従来モデルでtxtフォーマットにしか対応していなかった音声読み上げ機能は、新たにdoc、docx、htmlの読み上げにも対応。
また、音声認識機能も搭載しており、本機に話しかけることで各種操作を行える。行える操作はモード変更、メニューの呼び出し、設定操作などで、日時設定、フォルダ名の変更など複雑な操作も音声で行うことが可能だ。
2013年11月発表の「DS-901」に続いて、Wi-Fi(無線LAN)機能も搭載。スマートフォンやタブレット端末に専用アプリ「Olympus Audio Controller」をダウンロードしておけば、録音開始、停止などの操作をリモートで行える。本機で録音している最中にスマートフォンなどで静止画を撮影すると、録音データのタイムラインにインデックス画像を付加できる「Visual Index」機能を搭載。
音質面では、低ノイズでの録音が可能なステレオマイクを採用。2個のマイクが90度の角度を付けたV字型で搭載されており、自然な音の広がりを実現する。
主な仕様は、記録形式がリニアPCM(WAV)、MP3、WMA、利用可能な記録メディアが内蔵メモリ(4GB)およびSD/SDHC/SDXCメモリーカード、内蔵メモリの記録時間がリニアPCM録音時で最長5時間(4.1kHz/16bit)、MP3録音時で最長55時間(128kbps時)、WMA録音時で最長850時間(8kbps時)、スピーカーサイズが直径20mm、実用最大出力が280mW(スピーカー8Ω)となっている。モニターは2型のカラー液晶
電源は専用のリチウムイオン充電池で、録音可能時間は最長29時間。サイズはW51×D17.9×H115mm(最大突起部含まず)、重量は105gとなっている。