ASUSTeK Computerは4月1日、訪問者との相性診断や自動充電機能に加え、2000万画素の超高精細カメラ、NFCによる鍵の自動開閉機能を搭載した多機能ドアノブ「ASUS VivoKnob AP-F001」を発表した。近日の発売を予定し、店頭価格は39,800円前後になりそうだと、やけに細かい価格情報まであるものの、本日は4月1日だ。
PC本体やPCパーツだけでなく、最近は周辺機器など幅広い製品を手がけるASUSだが、エイプリルフールの4月1日、スマート家電(?)にまで領域を延ばそうとしていることが明らかになった。
多機能ドアノブ「ASUS VivoKnob AP-F001」は、ディスプレイに3.5型のカラータッチスクリーン、CPUにIntel Atom Z3740を搭載。OSにAndroid 4.4(KitKat)を採用するなど、ほとんどスマートフォンといって差し支えないような仕様となっている。
最新のセンサ技術「ASUS LoveMaster」により、ドアノブに触れた人の心拍数や体温、手汗から心理状態を解析し、家主と訪問者との相性診断が行える。専用アプリ「Kokoro Filter」を利用することで、デートから告白、プロポーズといった交際に至った際のスケジュールを一括で管理できるほか、告白やプロポーズに最適なタイミングをスマートフォンに通知するという。
また、ドアの開閉時に起こる摩擦から電力を蓄電し、自動的に本体に搭載するバッテリへ供給を行う自動充電機能「ASUS Cylinder Charger+」を備え、半永久的に駆動する。このほか、NFCタグにより鍵の施錠と開錠が行える自動開閉機能や、特殊コーティング「ASUS JokinMaster」による自動抗菌機能、静電気除去システム「ASUS Killer-Electricity」を搭載する。
メモリは2GB、ストレージは16GB eMMC、通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、センサとして「ASUS LoveMaster」のほか、光センサ、近接センサ、NFCを備える。Webカメラは2,000万画素、インタフェースはUSB 3.0×1。2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵する。本体サイズはW142×D3(ノブ部:73)×H82mm、重量は約1.2kg。本体カラーはシルバーとブラック、さくらピンクの3色
このようにスペックも詳細なところまで発表されており、あのASUSなら本気で製品化しかねないという見方もあるが、何といっても本日はエイプリルフールである。