厚生労働省は1日、2014年2月分の毎月勤労統計調査(速報、事務所規模5人以上)を発表した。それによると、2月の現金給与総額(1人平均)は前年同月と同水準の26万2,308円となった。
基本給などを示す「所定内給与」は、前年同月比0.3%減の24万97円と21カ月連続の減少。残業代などの「所定外給与」は、同3.4%増の1万9,316円と11カ月連続の増加。所定内給与と所定外給与を合わせた「きまって支給する給与(定期給与)」は、前年同月と同水準の25万9,413円。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は、同1.5%減の2,895円。実質賃金指数(現金給与総額)は同1.9%減と8カ月連続で低下した。
現金給与総額を就業形態別に見ると、一般労働者は前年同月と同水準の33万3,380円、パートタイム労働者は同0.4%増の9万2,509円となった。
総実労働時間(1人平均)は前年同月と同水準の142.9時間。このうち、所定内労働時間は同0.4%減の132.1時間、所定外労働時間は同4.9%増の10.8時間となった。
常用雇用者数は前年同月比1.1%増。このうち、一般労働者は同0.9%増、パートタイム労働者は同1.7%増となった。
2013年の年末のボーナスは前年比0.3%増の36万6,865円と、5年ぶりにプラスに転じた。