フェンリルは1日、ブラウザ「Sleipnir」をMS-DOS対応とした「Sleipnir for MS-DOS」を発表した。MS-DOS 3.3C以降に対応。無料でWebサイトからダウンロード可能とのことだが、実際にダウンロードを試すと「MS-DOSをお使いではないですか?」の警告が表示され、SleipnirのWindows版/Mac版へ案内される。

「Sleipnir for MS-DOS」。[Y/N]のYだけ大文字など、MS-DOS使用歴のある古いユーザーのハートをグッと掴むデザイン

「16ビットこそ至高」「音速のコマンド入力式タブブラウザ」の紹介文が目を引くこの「Sleipnir for MS-DOS」、実は同社初となるエイプリルフール限定のお遊び企画だ。MS-DOSをイメージしたデザインに、16ビットコンピュータ「PC-9801」発売当時は重たかったJPEGフォーマットや、16色カラーパレットに対応。画面の周辺はCRTモニタをイメージし、あえて歪ませている。また、CONFIG.SYS の設定でコンベンショナルメモリを600KB以上確保すれば、最大のパフォーマンスが引き出せるという。

サイト下部の「その他の特長」には、人気のファイラー「FD」との連携、5インチのフロッピーディスクに保存しての持ち運び、電子掲示板(BBS)チェック機能など懐かしいキーワードが並ぶ。制作にあたっては、「当時をよく知る社内有識者の意見を取り入れながらデザインした」とのこと。