最近よく聞くようになった「タピオカミルクティー」。ティラミスやナタデココなどが一大ブームを作ったのと同様、今、女の子たちの間でタピオカミルクティーがブームを巻き起こしつつある。
そもそもタピオカミルクティーとは一体どんな飲み物なのか。日本でのブームの引き金となり、タピオカミルクティー発祥の店である台湾のカフェ、「春水堂(チュンスイタン)」を運営している株式会社オアシスティーラウンジ事業開発グループの木川瑞季さんにお話を伺った。
広がるタピオカミルクティーブーム。写真は3月にオープンした春水堂 表参道店 |
「タピオカは「キャッサバ」という南米原産の芋からとったでんぷんから作られる、世界的に見ても主食とする地域があるほどポピュラーな食材です。このキャッサバのでんぷんを粒状に加工して乾燥させたものを茹でることで「タピオカパール」が作られます。
本来は白色なのですが、この時にカラメル等を加えて、色をつけると「ブラックタピオカ」となります。これをミルクティーに入れたものが「タピオカミルクティー」です。
中国ではタピオカにゼリーのような感覚で様々なソースをかけて食べるのが定番で、このタピオカのようなモチモチした食感のことを「Q(キュー)」と表現して親しんでいます。この食感がやみつきとなってしまうんですね」
そんなタピオカとミルクティーの組み合わせを考案したのが、1983年創業の台湾のカフェ「春水堂」。今までに無かった斬新な組み合わせが評判を呼び、あっという間に台湾の国民的な飲み物にまで成長。現在では世界中でその味が親しまれている。台湾に旅行してその味にふれて虜になった日本人旅行客も多いはず。
「タピオカがでんぷん質で腹持ちが良いこともあって、女性では朝食代わりに注文する人も多いですね。ビジネス街にある六本木店では、女性だけでなく、男性一人での来店や、複数男性がミーティングをしながらタピオカミルクティーを飲む…などの利用も目立って増えて来ています。幅広い年齢層から人気を集めているのを実感できていますね」
コンビニ商品でも本格的な味わいが手軽に楽しめる
そんな中、タピオカミルクティーの味わいを手軽にコンビニなどでも楽しめる商品も登場している。なかでも、安曇野食品工房株式会社の「ブラックタピオカミルクティー」は、アッサム茶葉を100%使用し、「2段抽出」という製法で、うまみと香り、コクと渋みを引き出し、味わいを高めている。
本格的なタピオカミルクティーがコンビニでも楽しめる。写真は「TAPIOCA TIME ROYALブラックタピオカ ミルクティー」 |
さらに4/8に発売される「TAPIOCA TIME ROYALブラックタピオカ ミルクティー」は、ミルクティーと相性の良いはちみつを隠し味として加えることで、味によりコクを出しているそうだ。はちみつは、疲労回復やリラックスに効果があるといわれているが、ちょっと一息つきたい時や、頑張った自分へのご褒美にはぴったりの隠し味と言えるだろう。
パッケージも、ひと目でブラックタピオカ入りとわかるデザインになっていて、つい手が伸びてしまいそうだ。もちもちした大きなブラックタピオカの粒は本場さながらの食べ応えで、ブラックタピオカとミルクティーを太いストローで一口に吸い込んで味わえる。
大満足のコンビニ限定(255g)サイズで、急ぎの時の朝食代わりやオフィスで小腹が空いた時など、幅広いシーンで楽しみたい商品だ。
タピオカミルクティーブーム、これからも目が離せない。
(塩田純一)