地域活性プランニングが提供する映画やドラマのロケ地情報サイト「ロケーションジャパン.net」は27日、NHKドラマ3作品で舞台となった人気ロケ地における国内3キャリアのiPhone 5s通信速度調査の結果を発表した。同調査は人気ドラマ「あまちゃん」などのロケ地、計26カ所で行ったもので、平均速度は、下り、上りともソフトバンクが1位となった。
ロケーションジャパン.netは、映画やドラマのロケ地や舞台を通して地域の新たな魅力を発掘、発信する情報サイト。同サイトによると、映画やドラマのロケ地巡りがブームになっているとのことで、たとえば、昨年「あまちゃん」の舞台となった岩手県久慈市は、観光客数が2倍となり、ドラマの経済効果は約33億円にも上るという。ロケ地を訪れた際には、スマートフォンで撮影した写真をTwitterやFacebookなどに投稿することも多いと思われるため、ロケ地周辺の各キャリアのネットワーク状況は気になるところだ。
今回の調査では、NHKの人気ドラマ「あまちゃん」「おひさま」「ちりとてちん」3作品の舞台となったロケ地、計26カ所で通信速度を計測。調査には、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク各社のiPhone 5sを使用した。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」を使用し、10時から20時の時間帯に同条件下で各端末3回計測を行い、平均値を記録した。期間は3月17日から21日まで。
調査結果によると、3作品のロケ地(全26カ所)を作品ごとの平均速度で見てみたところ、ダウンロード(下り)速度ではいずれの作品でも、ソフトバンクがナンバーワン。アップロード(上り)速度では、「あまちゃん」「おひさま」のロケ地平均ではKDDI(au)が1位、「ちりとてちん」ではソフトバンクが1位、3作品合計26地点での平均では、下り、上りともソフトバンクが1位となった。
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人気ドラマ「あまちゃん」の舞台となった岩手県久慈市をはじめとして、ドラマや映画のロケ地巡りがブームになっている。映画やドラマを観るだけではなく、そのロケ地を訪れてその雰囲気を楽しむロケ地巡りも作品の楽しみ方のひとつ。ロケ地巡りの際には、インターネットで情報を調べたり、その場で動画を確認したりと、スマートフォンのネットワークを使うことも多いだろう。今回の調査結果をふまえると、ロケ地巡りでのネットワークはソフトバンクが最も期待できそうだ。