日本政策金融公庫はこのほど、2013年度下半期消費者動向調査の結果を発表した。

同調査は、2014年1月1日~14日にインターネット上で行われ、全国の20歳代~70歳代の男女2,000人の有効回答を得た。

まず、国内で飼育されている家畜(牛、豚、鶏)に与えるトウモロコシなどの穀物飼料のうち、約9割を輸入に依存していることについて聞くと、69.0%が「知っている」、31.0%が「知らなかった」と回答。年代別では、60代から70代のシニア層で「知っている」が79.2%に上った一方、20代では52.7%にとどまった。

畜産農家における「輸入の穀物飼料の代わりに国産の飼料用米を家畜に与える取組み」について尋ねたところ、40.4%が「知っている」と答えた。

飼料用米で育てた肉や卵などの畜産物の購入(外食を含む)経験を問うと、15.9%が「購入したことがある」と回答。理由については、「飼料が国産で安心できる」が50.0%でトップ、次に「お米を飼料にする取組みを応援したい」が34.6%となった。

飼料用米で育てた畜産物の今後の購入意向を尋ねると、「購入したい」が9割弱の86.8%に達し、男女別では、女性が90.0%、男性が83.5%となった。品目別に従来品に対する価格許容度を聞くと、「割高でも購入したい」の割合が最も高かったのは、牛肉で47.2%。以下、豚肉が45.4%、鶏肉が44.1%と続いた。

飼料用米で育てた畜産物の今後の動向意向(出典:日本政策金融公庫Webサイト)