別稿でお伝えした通り、Cerevoから新しいタイプのスマホ周辺機器が発売される。PC向けに販売されているUSBキーボードをスマートフォン/タブレットで利用できる「EneBRICK」という製品だ。モバイルバッテリーとしても利用できる点がユニークな本製品。本稿では実機をチェックし、利便性を考えてみた。

USBキーボードをタブレットで利用できる、モバイルバッテリー「EneBRICK」。どんな人に向けた製品なのだろうか?

気になる重量は?

本体前部はスライド機構になっており、5~10インチサイズのスマートフォンやタブレットを立てるスタンドとして利用できる。製品のサイズは約124×64×24mm、質量は約215g。スタンドの安定感を確保しつつも、持ち運びが苦にならない重さに設定されている印象だ。

持ち運びが苦にならない重さの本製品。本体前部がスライド機構になっていて、5~10インチサイズのスマートフォンやタブレットを立てるスタンドとして利用できる

本体の後ろ側面には、USBポートを2基搭載する。ひとつはUSBキーボードをケーブルでつなぐためのものである。なお本製品とiPhone/ iPod touch/ iPad、Androidスマートフォン/ タブレットとの間は、Bluetooth ver.2.1+EDRで連携して使用する。

本体の後ろ側面にはUSBキーボード接続用のUSB端子と、5V/ 2.1Aの出力が行えるUSB端子を備える

もう一方のUSBポートは、利用中のモバイル端末を充電するためのもの。製品本体に内蔵するリチウムイオンバッテリーの容量は6000mAhで、これは一般的なスマートフォンを数回フル充電できる大きさに値する。本体充電時間は約9時間、駆動時間は約18時間(キーボード利用時)となっている。