エプソンは27日、ビジネス向けのインクジェット複合機「PX-M7050F」とプリンタ「PX-S7050」の2モデルを発表した。カラー/モノクロともに24ipmの高速印刷が可能だ。発売は8月上旬の予定で、価格はオープン。店頭予想価格は「PX-M7050F」が22万円台後半、「PX-S7050」が5万円台後半。
PX-M7050F
「PX-M7050F」は、A3ノビサイズ対応のインクジェット複合機。プリントヘッドに「PrecisionCore」を搭載し、1列あたりのノズル密度を高めて、印刷速度を向上している。印刷速度はカラー/モノクロともに24ipm。普通紙への600dpi印刷にも対応するほか、自動両面印刷も可能。耐久性は30万ページに達する。インクシステムは4色独立型で全色顔料系を採用。ランニングコストはカラー約6.1円、モノクロ約1.8円(A4サイズ)。
ファックス機能は5型のカラータッチパネル液晶を生かしており、内容をプレビューしてから送信する「見てからファックス送信」、受信したファックスを画面で確認してから印刷できる「見てからファックス印刷」など多数の機能を搭載する。
有線/無線LANを標準で搭載するほか、「Wi-Fi Direct」機能ではスマートフォンやタブレット端末を直接接続して印刷が行える。同社のモバイルクラウドサービス「Epson Connect」にも対応。無料アプリ「Epson iPrint」と連携することで、より簡単にプリントやスキャンが実行できる。
主な仕様は、印刷方式がPrecisionCoreインクジェット、解像度が4,800×1,200dpi。対応用紙サイズはA3ノビサイズまで。ファーストコピータイムはカラー/モノクロともに7秒。スキャン機能は読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大297×432mm。両面自動読み取りも可能だ。
標準用紙カセットには250枚の用紙をセットでき、背面MPトレイには80枚の用紙をセット可能。オプションで500枚の用紙をセットできるカセットを3段まで増設でき、手差し給紙と合わせて最大1,831枚の用紙を準備しておける。
インタフェースはUSB 2.0、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW590×D902×H562mm(使用時)、重量は35.9kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1。Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。Mac OS X 10.5.8以降。
PX-S7050
「PX-S7050」は、A3ノビサイズ対応のインクジェットプリンタ。ファックスやスキャナなどの機能は省略されている。2.2型のバックライト付き液晶を搭載し、プリンタとしての機能は「PX-M7050F」とほぼ共通。本体サイズはW567×D902×H562mm(使用時)、重量は約26.5kg。