シルベスター・スタローンとロバート・デ・ニーロがW主演を務め、因縁のライバルとして人生最後のボクシング・マッチに挑む老ボクサーを演じる『リベンジ・マッチ』(4月4日公開)の特別映像がこのたび、独占公開された。
それぞれ『ロッキー』『レイジング・ブル』というボクシング映画の名作でボクサーを熱演したスタローンとデ・ニーロ。このたび公開された特別映像には、本編映像のほか、主演の2人やピーター・シーガル監督らのインタビュー、メイキング映像も収録されている。67歳と70歳、合計137歳というスタローンとデ・ニーロについて「あの2人は最初から昔のような体形に戻したいと言っていたんだ」と監督が明かし、出演契約を結んだ時点で、トレーニングとダイエットに取り組むことに同意し、そこから数カ月がかりの役作りが始まったという。
スタローンは、減量に向け、炭水化物をほぼ完全に断ち、たんぱく質が95%を占めるように食事内容を変更。筋トレを続けながら有酸素運動を増やし、33年前の体重への減量に成功した。対するデ・ニーロも、有酸素運動と筋トレをこなし、食生活も変え、15kg以上の減量に成功。映像では、スタローンとデ・ニーロが肉体改造に奮闘する姿が見られる。
鍛え抜いた肉体美を手に入れた2人によるリング上での撮影は9時間にもおよび、ノ―スタントで本気で打ち続けたと言う。試合のシーンの演出はスターロンが担当し、ピーター・シーガル監督が「台本もあったけれど、スタローンはそれを細かく区切って1つ1つの動きを詳しく書き込んだ。試合専用の台本だ」と話しているように、『ロッキー』シリーズで豊富なリング経験を持つスターロンにならではの演出法が生かされている。
なお、スターロン演じるヘンリー・"レーザー"・シャープと、デ・ニーロ演じるビリー・"ザ・キッド"・マクドネンは、ボクシング界で実力を競い合い、全米で注目を集めたライバル。互いに1回ずつ勝利を収めたが、1983年、3回目の決戦前夜にレーザーが突然引退を発表し、決戦は幻に。そして30年後、一大儲けのチャンスだと確信したボクシングのプロモーターが2人に、もう一度リングに上がり最終決着をつけるというオファーを出す。現実と映画の垣根を超えたガチバトルの結末は果たして。
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