パナソニックは3月28日、LEDシーリングライト「LGBZ1190」と「LGBZ3190」を発表した。LGBZ1190は8畳タイプで、LGBZ3190は12畳タイプ。発売はいずれも6月21日。希望小売価格は、LGBZ1190が160,000円で、LGBZ3190が172,000円(いずれも税別)。
これまでパナソニックが販売してきたLEDシーリングライトは、いずれもLEDチップをアクリル製のセードで覆う構造を採用していた。それらは、主に直下方向を中心とした配光になる。それに対してLGBZ1190とLGBZ3190は、天井から浮いた位置に2枚のクリア導光板を配置したカバーレス&レイヤーデザインを採用。基部の薄さと軽快感を演出するとともに、直下だけでなく、天井や横の壁面も照らす光の広がりを実現している。
天井や壁が明るくなることで、その部屋が広く、より開放的に感じることができる。床面の明るさではなく、実際にその部屋で過ごす人にとって、どの程度明るく感じるかに重点を置いた製品だ。
これは、同社が提唱している空間の明るさ感評価指標「Feu(フー)」に近い考え方。しかし、Feuはあくまでも指標であって、快適な空間を実現するためには、それに基づいたライティング設計を行い、施工を行う必要がある。LGBZ1190とLGBZ3190は、その方向性に沿った照明を、より手軽に実現する製品だ。
LGBZ1190とLGBZ3190は、リビングでの主照明としての使用を想定している。リビングは、時間帯やそこで過ごす人によってさまざまな用途に使用される空間だ。そこでLGBZ1190とLGBZ3190には、部屋の使い方に合わせてライティングパターンを変化させる機能が搭載されている。例えば、来客時には2枚の導光板の色を独立してコントロールすることで華やかさを演出したり、読書や勉強などの際には色温度を上げて文字を読みやすくするといったコントロールが可能だ。