総務省は28日、2014年2月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比1.3%上昇の100.5となり、9カ月連続で前年を上回った。前年比の上昇幅は前月と同率。前月比では0.1%上昇した。

生鮮食品を除く総合指数の動き(出典:総務省統計局Webサイト)

総合指数は100.7で、前年同月比では1.5%上昇、前月比では横ばい。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は98.3で、前年同月比では0.8%上昇、前月比でも0.1%上昇した。

各項目の総合指数に対する寄与度を見た場合、主なものでは、教養娯楽用耐久財により総合の上昇幅が0.02ポイント拡大したほか、宿泊料により総合の上昇幅が0.05ポイント拡大した。

同省は併せて、2014年3月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比1.0%上昇の99.7となり、11カ月連続で前年を上回った。前月比では0.5%上昇した。

総合指数は99.8で、前年同月比では1.3%上昇、前月比では0.4%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は98.0で、前年同月比では0.4%上昇、前月比では0.5%上昇した。