アイ・アム&インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」は26日、同サイトに掲載されている求人広告から、2014年2月度の製造業の平均賃金をまとめた結果を発表した。
それによると、全国平均時給は1,072円で、2カ月連続で過去最高額を更新(同社調べ)。前年同月比は3.7%増、前月比は0.5%増と、ともに4カ月連続プラスとなった。同社は平均賃金が上昇した理由について、消費増税の影響で買い替え需要やまとめ買いなどが起き、増産体制になったためと分析している。
エリア別に見ると、北海道が前年同月比5.1%増の969円、関東が同1.4%増の1,092円、中部・東海が同2.5%増の1,127円、信越・北陸が同3.7%増の1,022円、関西が同0.3%増の1,075円、中国・四国が同7.0%増の1,033円、九州・沖縄が同9.6%増の1,026円と、全7エリアで前年比プラスとなった。
業種別では、「半導体・先端技術」が前年同月比0.9%増の1,056円、「紙・パルプ・印刷」が同1.2%増の1,030円、「医療・福祉・介護・製薬」が同5.6%増の1,111円など、12業種中9業種が前年比プラス。前月比では、11業種がプラス、1業種がマイナスとなった。
職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では20職種がプラス、9職種がマイナス、前月比では19職種がプラス、10職種がマイナスとなった。