4月になれば新入社員が来るという企業も多いでしょう。新人が入ってくると話題になるのがその「若さ」…いったいどんなところで若さ、そして世代の差を感じるのか、マイナビニュース会員500名に聞いてみました。
Q.新入社員と世代差を感じた経験はありますか?
はい 29.4%
いいえ 70.6%
■これを知らないなんて…
・「小さいころにドラゴンボールを見ていなかったことが分かったとき」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「セーラームーンを知らないと言われた」(25歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「フロッピーを知らなかった」(30歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「音楽の話になったときに全く共通項がなかったこと」(29歳男性/商社・卸/事務系専門職)
■言葉に出る世代差
・「短縮した言葉が理解できなかった」(32歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「デフォルトなど、知らない言葉を使う」(33歳男性/商社・卸/営業職)
■意識の違いを感じた
・「僕らの時代は先輩をたてることが重要だったが、現在は自分第一になっているところ」(43歳男性/情報・IT/技術職)
・「『ゆとり世代』というけれど、本当にほんわかしている人が多いこと(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
・「自分たちより早く帰り、懇親会などに参加しない」(48歳男性/医療・福祉/専門職)
■デジタル面で浮き彫りに…
・「ガラケーしか使ったことがなく、LINEを知らなかった私…新人が『新入社員同士の連絡はLINEでとっています』と言ったとき『ラインて何?』と聞いてしまった」(33歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「仕事用の電卓はスマホのものを使うと言っていたとき」(34歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「スマホで何でも調べようとすること」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「連絡事項をすべてメールですませようとする」(30歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)
■自分たちと比べてすごいと思ったとき
・「プレゼンが上手」(34歳男性/電機/技術職)
・「年上の人と普通にしゃべれる」(37歳男性/情報・IT/技術職)
・「就職活動がスマホ中心、特に地図が便利…自分の頃は一生懸命印刷していった」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
■勤務態度に出る違い
「研修期間の3日目に、退職した人間がいたこと…私たちの世代は、最短でも、給料はもらう1カ月ぐらいは我慢したので」(53歳男性/電機/技術職)
。「仕事中ケータイをいじったり、ネットをやったりと仕事に対する心意気が軽い若者が多い」(42歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「遅刻の理由が『寝坊』だったこと…堂々と寝坊と言ってしまえるところに世代差を感じた。ちょっとはごまかしてほしかった」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■その他
・「下手したら孫の世代なので話が合わない」(62歳男性/建設・土木/技術職)
・「新入社員どころか、同期とも会話が合わない」(24歳女性/情報・IT/技術職)
・「ゆとり世代と呼ばれた自分たちと違って、今の新入社員はさとり世代と言われているそうで、私達と同じゆとりかと思ったら違いますよと説明された…そして、さとり世代はどこか私達よりも冷めていて、社会人としてなめた態度でいる、これが世代差かと実感しました」(25歳女性/金融・証券/専門職)
■総評
新人と世代差を感じた経験のある人は全体の約3割。「まだまだ若いから差は感じない!」という方も多かったようです。全体として目立ったのは、自分たちの世代で常識の「●●を知らない!」という意見で、特にドラゴンボールについてはショックを受けた方が何人もいました。
流行り言葉、デジタル機器への対応などにも、世代差が如実に出ている様子。スマホを使いこなしている先輩社会人もたくさんいますが、使いこなし方に差が出てきてしまうと感じた方も多かったようです。
世代で意識の差を感じたとしても、決してそれが悪いわけではありません。違いを知って対応すれば、お互いに学ぶところは多いはず。「世代が違う!」と感じたときは、新しいことを知るチャンスだと思ってみてはいかがでしょうか。