スズキのタイ子会社スズキ・モーター・タイランド(SMT)は、25日より開催されている『第35回バンコク国際モーターショー』(一般公開は3月26日~4月6日)に、新型小型車「セレリオ」を出品したと発表した。
セレリオは、2013年11月のタイモーターエキスポに出品したコンセプトモデル「A : Wind(エーウインド)」を市販化したグローバルコンパクトカー。車体の構造やレイアウトを見直し、コンパクトな車体ながら広い室内空間と荷室容量を実現したパッケージングに、開放感のあるインテリアとエクステリアのデザインを採用したとのこと。
操作性を高めた新開発の5速マニュアルトランスミッションに加え、自動変速機が主流のタイ市場向けに副変速機付CVTの2種類のトランスミッションを用意。新開発1.0Lエンジンと組み合わせることで、タイ政府が推進しているエコカープロジェクト適合車の燃費条件である5L/100kmを達成している。
同社は、2012年3月よりSMTでエコカープロジェクトに適合する小型車「スイフト」の生産・販売を開始し、2013年は約5万台を生産。セレリオは、スイフトに続く適合車として2014年5月より生産を開始する。さらに、2014年後半に発売の欧州向けセレリオの生産も計画されている。