三越伊勢丹は4月1日~15日、「JAPAN SENSES(ジャパン センスィズ)」を開催する。
日本の伝統技術を現代の感性で提案
同催事は、日本の伝統や技術が宿るモノ・コト・ヒトを百貨店という場を通じて紹介。世界に通用する日本の良さを魅力的にわかりやすく伝えることで、新しい価値として再認識してもらい、日本を元気にしていこうという取り組み。2011年からスタートし、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店において、シーズンごとに全館キャンペーンとして継続実施している。
2014年度最初となる今回は、「思いやり、優しさ」をテーマとして開催。地方・地域との取り組みを強化することで、ものづくりを通じた日本の良さを改めて提案する。
東京都新宿区の伊勢丹新宿本店では、青森県の天然染料「あおもり藍」を使用したコレクションを提案。世界で活躍するデザイナーやクリエーターが自らのクリエーションに「あおもり藍」を取り入れ、新たなファッション提案を行う。参加ブランドは30以上。デニムパンツをはじめ、ブルゾンやシャツなどのウェア、ストールやシューズ、バッグまで多岐にわたるラインナップとなる。また、1956年創業の富宏染工による京友禅と、国内外のクリエイターとが連携したコレクションも紹介する。
会場は東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店。会期は4月1日~15日。営業時間は10時30分~20時。
東京都中央区の三越日本橋本店では、金沢に縁ある作り手の想いと伝統の新しいかたちを提案するイベント「金沢縁(ゆかり)さん」を開催。金沢に縁ある女性作家に着目し、伝統にとらわれず、自由な発想で生まれた九谷焼の小物や焼き物の美しさを感じられる器など、金沢の手仕事と現代女性9名の感性が連携した作品の数々を紹介する。
会場は東京都中央区日本橋室町1-4-1 三越日本橋本店。会期は4月1日~15日。営業時間は10時~19時。
東京都中央区の三越銀座店では、徳川家康も愛したと言われる袴や帯に使われた縞の綿織物「小倉織」のコレクションを紹介。染織家・築城則子氏によって復元されたこの布が持つ美しい縦縞と、デザイナーの現代的感性が融合した都会的なアイテムを提案する。また、優れたインクジェット技術を持つ小松精練と「アナ スイ」がコラボレーションした作品も紹介する。
会場は東京都中央区銀座4-6-16 三越銀座店。会期は4月1日~8日。営業時間は10時30分~20時。なお4月5日、6日の各14時より築城則子氏のギャラリートークも催される。