日本銀行は26日、2014年2月の企業向けサービス価格指数(速報、2005年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は、前年同月比0.7%上昇の96.5となった。

前年を上回るのは10カ月連続となったが、上げ幅は前月(前年同月比0.7%)と同率だった。前月比では0.3%上昇した。

為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)では95.8となり、前年同月比では0.5%上昇、前月比では0.4%上昇した。

総平均と主な内訳 (出典:日本銀行Webサイト)

業種別に見ると、諸サービスは前年同月比1.6%上昇。このうち、土木建築サービスは同5.8%上昇、宿泊サービスは同4.0%上昇した。運輸は同1.4%上昇。このうち、外航貨物輸送は同6.0%上昇、貨物用船料は同2.0%上昇した。なお、運輸の寄与度は前月比0.19ポイント低下した。リース・レンタルは前年同月比0.4%上昇したが、寄与度は前月比0.04ポイント低下した。

情報通信は前年同月比1.0%低下したものの、寄与度は前月比0.05ポイント上昇。情報通信のうち、ソフトウェア開発は前年同月比0.5%低下、寄与度は前月比0.04ポイント上昇した。