ビー・エム・ダブリューは25日、都内で新型「MINI」の製品発表記者会見を実施した。基幹モデルのハッチバック・モデルが7年ぶりにフルモデルチェンジされた。

記者会見で披露された「MINI Cooper S」(写真左)と「MINI Cooper」(同右)

新型「MINI」は、「MINI Cooper」「MINI Cooper S」の2モデルをラインナップ。ひと目で「MINI」とわかるデザイン・アイコン(丸型ヘッドライトや六角形グリルのエクステリア、円形のデザイン・エレメントを取り入れたインテリアなど)を継承しつつ、現代風にアレンジされたデザインとなった。

視認性および操作性の高いナビゲーション・システム、前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)、アクティブ・クルーズ・コントロール、ヘッドアップ・ディスプレイなど数々の先進技術も取り入れられた。燃料消費を最小限に収めるべく、全モデルで新開発の高効率ターボ・エンジンを採用している。

「MINI Cooper S」と並ぶフランソワ・ロカ氏

記者会見では、「MINI Cooper」「MINI Cooper S」が披露された後、ビー・エム・ダブリューのMINIディビジョン本部長、フランソワ・ロカ氏がスピーチを行った。

「MINIは2010年から4年連続で販売台数が伸び、2013年は過去最高を記録しました。昨年までに7モデルを擁するモデル・ラインナップを確立し、MINIブランドは成功を収めています」とロカ氏。新型「MINI」は「ニュー・オリジナル」がコンセプトとのことで、「新エンジンや数々の先進技術により、街中でも高速でもゴーカート・フィーリングを楽しめます。プレミアム・コンパクト・セグメントのパイオニアであり、MINIの日本における新たなるサクセス・ストーリーの幕開けとなります」と述べた。

なお、MINIブランドは今年以降、新たな組織と販売ネットワークでさらなる躍進をめざすという。「昨年まで販売とマーケティングが別部門となっていましたが、2014年よりこれらを統合します。販売ネットワークも2014年中に114店舗から増やし、中長期的には1割増を予定しています」とロカ氏は説明した。

新型「MINI」は4月12日から、全国のMINI正規ディーラーで販売開始される。各モデルの価格は、「MINI Cooper」の6速MTが266万円、6速ATが280万円、「MINI Cooper S」の6速MTが318万円、6速ATが332万円。