リクルートマネジメントソリューションズはこのほど、「学習・キャリアに関する調査」を発表した。
同調査は2013年11月、自主的に行っている学習のテーマや、学習を行っている理由、行っていない理由などについて、新人・若手・中堅社員それぞれに調査を実施したもの。従業員500名以上の企業に所属する最終学歴大卒以上のホワイトカラー総合職に従事する会社員・入社1年目(新人)400名、入社4年目400名(若手)、入社7年目(中堅)400名の、それぞれ男女200名ずつ、計1,200名を対象に、インターネット調査にて実施した。
新人の54.0%、若手の58.0%、中堅の67.3%が、自主的な学習に取り組んでいない
「現在、あなたが自主的に行っている学びのテーマはどれですか。最も力を入れているものを1つ選んでください」という設問に対して、新人の22.0%、若手の15.5%、中堅の13.3%が、「担当部署・業務に関する専門知識・スキル」と回答した。また、新人の54.0%、若手の58.0%、中堅の67.3%が、「特に取り組んでいることはない」と答えている。
学習に費やしている1週間の平均時間は新人が4.96時間で最長
「1週間のうち、あなたが自主的な学びに費やしている時間(合計)はどれくらいですか?」に対しては、新人の29.3%、若手の37.5%、中堅の35.9%が「1時間」と答え、それぞれ最多となった。1週間の平均時間は新人が4.96時間で最も長く、中堅3.94時間、若手3.32時間と続く。
学習している理由は「現在の仕事でのパフォーマンス向上」が最多に
「選択したテーマについて、あなたが自主的に学びを行っている理由をあてはまるものすべてを選んでください」との問いには、「現在行っている仕事でより高いパフォーマンスをあげるため」が、それぞれの年次で6~7割ほどを占め、最多となった。若手・中堅は新人にくらべ、「自己研鑽」「昇進・昇格のため」の選択率が高い傾向が見られた。
学習していない理由は、新人「時間がとれない」、若手・中堅「趣味や私生活を優先」
「あなたが自主的な学びを行っていない理由を選んでください」という設問では、新人「時間がとれない」(41.7%)、若手・中堅「趣味や私生活に時間を使っている」(若手40.1%、中堅34.2%)となった。若手・中堅は「関心のある学びのテーマがない」の選択率が高い(若手25.0%、中堅26.4%)ことが特徴となっている。