ロックバンド・GLAYが25日、東京・六本木のニコファーレで会見を開き、9月20日に宮城スタジアムで10年ぶりとなる「GLAY EXPO」を開催することを発表した。

GLAYのメンバー(左からHISASHI、TERU、JIRO、TAKURO)

「GLAY EXPO」はこれまで3度開催し、1999年の千葉・幕張メッセ駐車場特設ステージでは20万人、2001年の東京・北海道・北九州の3カ所では計28万人、2004年のユニバーサル・スタジオ・ジャパン第1駐車場特設ステージでは10万人を動員した。

10年ぶりに開催される今回は、「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」と銘打ち、デビュー20周年企画、そして東北復興支援の一環として行う。また、鎮魂と復興の願いが込められ、2011年から4年連続で行われている東北六魂祭とコラボレーションすることも決定。今年は5月24日と25日に山形県で開催され、詳細は後日発表される。

TAKUROは「僕らの20周年は全て東北の復興、そして風化を防ぐことに使えたらなとメンバー全員で話し合って決めました。東北のファンに対してできる事 は、自分たちのライフワークであるGLAY EXPOを持って行って、僕らが発信する音楽と共に東北の現状が伝わればという思いでGLAY EXPOを東北でやることに決めました」と説明。「ぜひ皆さん僕らに力を貸してください。僕らの20周年は東北と共にあります」と呼びかけた。

10年ぶりの開催に、HISASHIは「GLAYの変わらない10年を見てほしいです」と期待を寄せ、JIROは「GLAY EXPOはたくさんの夢が詰まっていると思うので、お祭りの要素を含んだライブにしたいです」とコメント。TERUは、20周年記念にあわせて7月にリリースされる通算50枚目のシングルで、本公演のテーマソングとなっている新曲「BLEEZE」で、シングルとしては初めて作詞・作曲を手がけるなど気合を見せている。

メンバーの熱い思いが詰まった「GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary」。電通総研の調べでは、54億円の経済波及効果を見込んでいる。