デルタ航空はビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のLinkedIn(リンクドイン)と協力し、現在活躍している著名人と未来のビジネスリーダーを高度1万メートル上空の機内で結びつけるプログラム「イノベーションクラス」を実施した。
業界のリーダーと同乗
「イノベーションクラス」は特定のフライトで実施するプログラム。リンクドイン会員が業界のリーダーと同じフライトに搭乗し、各業界のビジネスリーダーから直接話を聞く機会を提供する。
第一回目のイノベーションクラスは、ソルトレイクシティ空港からバンクーバーへ向かう機内で実施した。パターンスタジオのCEOジェームス・パターン氏が、影響力のある開発者として知られるペブルテクノロジー社CEOのエリック・ミンコフスキー氏と同じフライトで隣に座る機会を獲得。このイノベーションクラスの様子はYouTubeで公開している。
同プログラムに興味があるリンクドイン会員は、専用ウェブサイトから申し込むことができる。応募者の中から同航空が応募者とビジネスリーダーの組み合わせを選定するという。
同航空の国際マーケティングコミュニケーション担当ダイレクター、マウルシオ・パリズ氏は「イノベーションクラスを通じて、すばらしいアイデアを持つ人々を結び付け、コラボレーションの実現に少しでも貢献したいと思います」と述べている。
次回はあのシェフと語らう
今後、イノベーションクラスは2014年末にかけて開催。次回は5月5日にニューヨークで行われる、料理界で最も有名な賞であるジェームス・ビアード・アワードに受賞候補のファイナリストとして出席するシーン・ブロックシェフを講師に招いて開催する。今後の日程と講師は、後日同航空ウェブサイトで発表する。
なお、同プログラムのコンセプトは、3月17日~21日まで、カナダのバンクーバーで開催した会議「TED2014(テッド 2014)」で発表された。コンセプトを紹介する動画は、デルタ航空公式YouTubeチャンネルでも公開している。