新潟県のえちごトキめき鉄道はこのほど、開業以降に導入する普通列車の車両デザインイメージを公表した。

「妙高はねうまライン」E127系タイプ外観イメージ

「日本海ひすいライン」キハ122系タイプ外観イメージ

同社は北陸新幹線金沢開業(2015年春予定)にともないJRから経営分離される並行在来線のうち、新潟県内の区間を経営する第3セクター鉄道。現在のJR信越本線妙高高原~直江津間(38.0km)は「妙高はねうまライン」、JR北陸本線市振~直江津間(60.3km)は「日本海ひすいライン」の路線名で運営される。

車両デザインは、両路線でそれぞれ異なるものになる予定。「妙高はねうまライン」では、JR東日本新潟支社管内で運行されているE127系を改修して使用。外観は、芽吹きをイメージさせるグリーン色で描いた妙高山を配したデザインとする。車内はロングシート。JR東日本から譲渡され、導入時期は未定としている。

「日本海ひすいライン」では、JR西日本の姫新線で運行されるキハ122系をベースにした新造車両を導入する予定。シートは2列・1列の配置とし、車内空間を広く確保。外観には、日本海の波を鮮やかなブルーで表現したイラストを描く。開業と同時に全車両がこの新造車両で運行される予定だ。なお、両路線で運行予定のイベント兼用車両2両のデザインについては検討中とのこと。