住宅不動産業界に特化したコンサルティング部門を持つリブ・コンサルティングはこのほど、「二世帯住宅の実態調査」の結果を発表した。同調査は二世帯住宅を購入した親世帯の夫・妻、及び二世帯住宅を購入した子世帯の夫・妻を対象として1月にインターネットで実施。800名から回答を得た。
「気を遣って疲れる」という人も
調査の結果、約7割(親世帯69%、子世帯74%)が二世帯住宅に住んで「良かった」と回答した。「二世帯住宅を選んだ理由」は親世帯・子世帯とも「家族が傍にいた方が安心できる」(親世帯53%、子世帯43%)が1位、「経済的負担(住宅ローンや生活費)を分担できる」(親世帯23%、子世帯29%)が2位となった。
「二世帯だからできる家族の楽しみ」については、「皆で祝い事をする」(親世帯40%、子世帯43%)が1位、「子供を預けて、自分(達)の趣味を楽しめる」(親世帯25%、子世帯25%)が2位となった。
逆に「二世帯にするのをやめておけばよかった」と答えた3割のうち、具体的に「二世帯に住んで大変だと感じていること」について聞いたところ、「気を遣って疲れる」(32.8%)が1位、「プライバシーが確保しにくい」(18.3%)が2位となった。これらは、「二世帯住宅を購入する前の不安」での上位1位2位と同じ結果で、同要素について解決が難しかったことが見て取れたとのこと。