ライフメディアはこのほど、同社が運営する自主アンケートレポートサイト「リサーチバンク」にて、「自身と親の終活に関する調査」の結果を発表した。同調査は、同社が運営するリサーチサイト「ライフメディア」にて5日~12日に実施。30代から50代の親が存命している男女1,200名から回答を得た。
「終活」という言葉、41%が「知っていた」
「終活という言葉を知っているか」を尋ねたところ、41%が「知っていた」と回答した。男女別では、男性より女性の認知度が高かった。また、「自身は終活が必要と思うか」を尋ねたところ、40%が「必要」と回答した。ここでも男性より女性の方が「必要」と感じる人が多く、「不要」とした人がもっとも多かったのは30代の男性だった。
また、「存命中の親に終活をしてほしいか」を尋ねたところ、65%が「万が一のためにしてほしい」「まだ早いと思うがしてほしい」と回答。こちらに関しても、男性より女性の方が「してほしい」と感じていることがわかった。
「エンディングノート」37%が知っている
法的拘束力のある遺言とは異なり、自身の考え方や葬儀方法の希望などを生前にまとめておく「エンディングノート」の認知度を調べたところ、37%が「知っている」と回答した。男性より女性の方が認知度が高く、50代の女性については60%以上が「知っている」と回答した。「自身はエンディングノートを書きたいか」については、2%が「書いている」、54%が「書いてみたい」と回答。女性の67%は「書いてみたい」と答えており、男性より書きたい意向が強い傾向が見られた。
「存命中の親にエンディングノートを書いてほしいか」を尋ねたところ、62%が「万が一のために書いてほしい」「まだ早いと思うがいずれ書いてほしい」と回答した。「どのようなことを書き残してほしいか」については、「葬儀や墓のこと(63%)」「所有財産や負債に関すること(59%)」「終末期医療のこと(51%)」「親戚・友人・知人リスト(51%)」が上位となった。
また、親の生前に「法的拘束力のある遺言書を用意しておいてほしいか」を尋ねたところ、50%が「用意しておいてほしい」という結果になった。遺言書に関しては、性別での差はほとんど見られなかった。