エイチームのグループ会社である「引越し侍」はこのほど、同社が運営する引越し比較・予約サイト引越し侍の利用者へ実施したアンケート結果を元に、ベッドの保有率とベッドサイズについての調査を公開した。同調査は2012年12月~2013年1月、同サイトを利用の上、実際に引越しをした人を対象にインターネットアンケートを実施、回答者の中から無作為に5,000サンプルを抽出した。
もっともベッドの保有率が高かったのは北海道
全体の平均保有率は40.9%と、およそ4割がベッドを持って引越しをしているという結果となった。大きい荷物なため、運ばずに新居で新しく購入する人も多そうなことを考えると、純粋な保有率は50%を超えていると思われる。都道府県別の保有率では、首位が44.6%で北海道、僅差の2位に石川県、以下京都府、東京都、徳島県と続く。下位を見ると、最下位が30.84%で島根県、以降は宮崎県、長崎県、和歌山県、福島県の順となっている。
地域性もあまり見られない中、関係性のありそうなデータが「高齢者人口の割合」。上位の県は高齢者の割合が小さい県が多く、下位の県は逆に割合の大きい県が多くなっている。
世帯別で見ると、単身世帯が39.6%、家族世帯が45.0%と、やや家族世帯のほうが高い数値となっているが、さほど大きな差はない。ただし、京都のみ単身が1位、家族が21位とかなりのギャップがある。ちなみに京都は、全体の傾向とは逆で、単身世帯の方が家族世帯よりもベッドの保有率が高い珍しい都道府県となっている。
セミダブル以上のサイズは、沖縄の単身者が1位に
保有しているベッドサイズの割合は、全体平均ではシングル60%、セミダブル、ダブルがそれぞれ20%と、シングルベッドが過半数を占める結果となった。世帯構成別に見てみると、単身者の場合はシングルが70%、セミダブルが21%、ダブルが9%と、シングルの割合がさらに多くなる。家族世帯では保有割合が逆転し、シングルが45%、セミダブルが25%、ダブルが42%で、シングルとダブルがほぼ同じ割合となっている。
都道府県別のベッドサイズの割合については、シングルベッドでは鳥取、京都の単身者が80%を超えており、家族世帯では、奈良、長野、福島、福井が50%を超える結果となった。
セミダブル以上のサイズは、沖縄の単身者が50%を超え1位となった。これは、2位の栃木県が36%である点を考えると、かなり突出した数値と言える。さらに単身のダブルベッドの保有率も19%で、2位の三重県に5ポイント以上の大差をつけた1位となっていることから、沖縄の単身者は、他県に比べてかなり優雅な睡眠ライフを送っている様子がうかがえる。