「結の場丼(かつおたたき&炙り秋刀魚丼)」(600円~)

三井不動産はこのほど、昨年12月に東京都新宿区で発売した「復興ランチ」を、新たに4棟のビルで順次導入。新メニューも販売開始した。

三陸産の魚を使用し復興を支援

「復興ランチ」は、復興庁主催「地域復興マッチング『結の場』」で初となる飲食店での継続的な復興支援として提供するもので、2013年12月に東京都新宿区の新宿三井ビルディング内「しんじゅく季膳房(きぜんぼう)」で販売開始。開始から約3カ月で2,500食以上を売り上げ、オフィスワーカーに大変好評であったことから、新たに同社グループが運営管理する「虎ノ門ツインビルディング」「新木場センタービル」「オーバルコート大崎マークウエスト」「ゲートシティ大崎」の職域食堂への導入を決定した。

また、第一弾メニュー「結の場定食(さかなフライ4種盛り定食)」「結の場丼(さんま竜田揚丼)」(各580円~)に加え、第二弾メニューとして「結の場丼(かつおたたき&炙り秋刀魚丼)」「結の場丼(びんちょうまぐろ丼)」(各600円~)の販売も開始。三陸産の魚を使用することで、かつて国内有数の漁港であった気仙沼の地域ブランドの認知向上への貢献を狙う。

「結の場丼(びんちょうまぐろ丼)」(600円~)

メニューに使用される「あぶりさんま」は、全国でも屈指の水揚げを誇る気仙沼港に水揚げされるさんまを、熟練の担当者が目利きし厳選。高度衛生管理のもと水産加工技術を駆使し製造する。程よい甘さの酢に漬けこみ、薄皮の表面を炙ることで香ばしさを引き立たせた。

水揚げ量が17年連続日本一となった気仙沼の「かつお」は、津波により壊滅的被害を受け、一時は震災以前前年同期の約6割まで水揚げ量が落ち込んでいた。しかし震災の年の秋、気仙沼・カネシメイチ所有の遠洋カツオ一本釣漁船「第18亀洋丸(455t)」が190tの冷凍カツオを水揚げしたのを切っ掛けに、昨年は8割にまで回復。釣ったカツオを生きたまま船上で急速冷凍するブライン凍結処理を施すことにより、漁獲直後の鮮度保持を実現した。なお、同船では「びんちょうまぐろ」もかつおと同じ製法で鮮度保持を行い水揚げしている。

同メニューの提供店舗は、東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新宿三井ビルディング3階「しんじゅく季膳房」、 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング地下1階「ツインズコート虎ノ門」、東京都江東区新木場1-18-63 新木場センタービル1階「しんきば季膳房」、東京都品川区東五反田2-17-1 オーバルコート大崎マークウエスト1階「オーバル季膳房」(17日より提供開始)、東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティー大崎ウエスト3階「おおさき季膳房」(4月より提供開始)。