人気アニメ『機動戦士ガンダム』の35周年プロジェクト発表会が20日、東京・台場にて行われ、アニメーション作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』が、2015年春にイベント上映されることが発表された。
兼ねてからアニメ化が発表され、続報が待たれていた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、第1作『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー・安彦良和氏による、2001年~2011年に漫画誌『ガンダムエース』(角川書店刊)で連載されていた漫画作品。累計発行部数は1,000万部を突破している。物語は、アニメ『機動戦士ガンダム』を基本軸に置き、シャア・アズナブルやセイラ・マスの過去を描いたエピソードの追加、設定の見直し、ストーリーにも安彦氏ならではのアレンジが加えられ、新たなファースト・ガンダムとして人気を博していた。
この日の発表会では、正式タイトル『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』と第1話のプロモーション映像が公開。4月1日付でサンライズの代表取締役社長に就任する宮河恭夫氏は「今回これまで明かされてこなかったシャアとセイラの少年少女時代を描く、『シャア・セイラ編』を全4話にて制作いたします」と説明し、原作のストーリーをそのまま追うのではなく、まずはコミックの第9巻~第10巻にあたる「シャア・セイラ編」が描かれるという。監督をはじめとしたスタッフ、キャストについては明かされていない。
公開されたプロモーション映像は、シャアとセイラの父ジオン・ズム・ダイクンが崩れ落ちるシーンからはじまり、キャスバル(シャア)やアルテイシア(セイラ)、さらにはデギン・ソド・ザビ、ランバ・ラルの父であるジンバ・ラル、アストライア・トア・ダイクン、そしてモビルスーツ(MS)・ガンタンクなどが登場。ラストには、キシリア・ザビに手錠をかけられたキャスバルが激昂するシーンも収められている。プロモーション映像は、「機動戦士ガンダム35周年記念ポータルサイト」および『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイトにて公開中。
なお、この日の発表会では、『機動戦士ガンダム』の生みの親、富野由悠季監督の最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』も発表されている。
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