4月8日からNHK総合でスタートするドラマ『サイレント・プア』(NHK総合 毎週火曜 22:00~22:48 全9話)の記者会見が20日、東京・渋谷の同局で行われ、深田恭子、北村有起哉、香川京子が出席した。
同ドラマは、社会的な問題になっている"サイレント・プア"(声なき貧困)を題材にし、東京の下町を舞台に、コミュニティ・ソーシャルワーカー(以下CSW)の里見涼(深田恭子)が、社会から孤立した人たちの"SOS"を見つけ出し、手を差し伸べようと奮闘する姿を描く。4月8日放送の第1回「その手を離さない」では、近隣住民からゴミ屋敷の対応に乗り出す里見が、屋敷の主であるお年寄りの江田房江(香川京子)の心の闇を救う。
深田は「台本を読んだ時はCSWを知りませんでしたが、こんなにも人の心まで接する仕事だと分かって、日々演じていてもこんな人が居てくれたら安心して生きていけると思いました。台本を読んだ時にやさしい気持ちや勇気が出たので、CSWの仕事をしたいというきっかけになればと思っています」とアピール。役柄との共通点については「私も下町育ちなんですけど、地域との繋がりとかが好きです。涼さんまでには辿りつけないんですが、人への思いは同じだと思いますし、少しでも涼さんに近づけたらと思っています」と演じたキャラクターに感化された様子だった。
ドラマでは社会的な貧困者をサポートするCSWを演じたが、「最近手を差し伸べたことは?」という質問には「SOSに気づいて手を差し伸べるタイプじゃないんです。言われたら頑張りますけど、回りの方に助けてもらっているばかりと日々思っています」と周囲の支えに感謝しつつも「言われたら色んな人のためになれるように頑張りたいと思います!」と意欲を見せていた。