モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』に登場する次元大介にフォーカスしたアニメーション作品『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』が、2014年夏に劇場公開されることが明らかになった。
本作は、2012年に27年ぶりのTVアニメシリーズとして日本テレビ系で放送され、原作に漂うアダルトでエロティックなテイストを生かしながら、峰不二子を主役に5人の出会いと活躍を描いた『LUPIN the third ~峰不二子という女~』に続く、スピンオフ第2弾作品。監督は『峰不二子という女』でキャラクターデザインと作画監督を担当した小池健氏が務め、美しい舞台設定と魅力的なキャラクターによるハードボイルドな世界が描かれるという。小池監督は、監督、キャラクターデザイン、演出を兼任。脚本は高橋悠也氏、音楽はジェイムス下地氏、プロデューサーは浄園祐氏が担当する。
「ルパンと次元がどうやって相棒になっていったかを描いてみたかった」という小池監督は、「今作の『次元大介の墓標』では、ルパンはワルではあるけれど"盗む"という行為に託して自分の作戦を練っていく。一方、次元は非常に高い技術をもった孤高のガンマン。このふたりの組み合わせの妙や、チームが形成されていく過程を表現できればと思い制作しました」と話し、ルパンと次元を対比させながら、チームの結成を描いていくという。
そして、元来ルパン三世が持っているエッジの効いた表現や空気感を意識したという浄園プロデューサーは「『峰不二子という女』以降、新しい、カッコいいルパン三世をスピンオフでも作り続けたいと思っています。このルパンを待っていた! と感じていただければと思います」とさらなる続編に意欲をみせている。
なお、本作の主要キャストとして栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一の4人が発表されている。
原作:モンキー・パンチ(C)TMS