新社会人にとって重要な「大人の振る舞い」や「マナー」。どこで学べばいいかわからない! という人におすすめなのが、JT「大人たばこ養成講座」がこのほど公開した「OTONA100の?」だ。
このサイトには「大人とは何か?」「マナーとは何か?」について、各世代がどう考えているのかを明らかにすべく全国の男女1000名に対して行われた「質問」と「その回答結果」が掲載されている。
20代~50代の幅広い人々が「大人の振る舞い」をどう捉えているのかをアンケート風に調査。この結果を覗くと、現代SNS事情についての世代差や、男女間の行動、上司との会話などにおける、意外な少数派・多数派の様子がよくわかる。以下、20代による回答を中心に一部を紹介したい。
ルールとマナー、どちらを守る人が大人?
「『ルール』を守る人。『マナー』を守る人。どちらが大人だと思いますか」という項目では、「『ルール』を守る人」(31.5%)「『マナー』を守る人」(68.5%)という結果になった。ルールよりもマナーを重視する傾向にあるようだ。
大人代表・石原壮一郎さん(コラムニスト)は、「どちらを守る人が、より大人か。『ルール』と『マナー』が、おおむね1:2という結果になりました。正解が決まっている『ルール』より、臨機応変な対応を求められる『マナー』のほうが、より高度ではあります。お互いが矛盾するケースも少なくありません。大人としては、日々のいろんな場面で重視する割合も、『ルール』1:『マナー』2ぐらいを心がけるのが、ちょうどよくて美しいバランス感覚と言えるでしょう」とコメントしている。
特に思ってないのに「いいね」と言うのは?
「特に『いい』と思ってないのに、『いいね』と言うことについて、どう思いますか」という問いは、「それがマナーである」(71.0%)「それはマナー違反である」(29.0%)という結果に。「いいね」をマナーとする人が多数派となった。
「大人が発する『いいね』という言葉や、あるいは大人が押す『いいね!』ボタンには、身に覚えがあるかと存じますが、称賛や感動のニュアンスは(ほとんど)ありません。大切なのは、こっちが『いいね』と思っているかどうかではなく、相手が『いいね』と言ってほしいかどうか。特に『いい』と思っていないけど『いいね』と言うたびに、大人スピリッツに磨きをかけることができるでしょう。ぜひ、積極的に発してください」(石原さん)
泣きやまない赤ちゃんを許せる?
「泣きやまない赤ちゃんを、許せますか」に対しては、「許せる」(76.5%)「あやせる」(23.5%)という結果となった。「許せる」のみならず「あやせる」という人もいるというのはたのもしい。
「大人として当然ですが、最初から『許せない』という選択肢はありません。赤ちゃんは泣くのが仕事であり、広く長い目で見ればお互い様です。許す、というより穏やかに受け入れた上で、もう一歩踏み出そうとするのが大人の気合い。面白い顔のひとつも披露するなど、優雅に『あやせる』大人を目指しましょう。ちょっと勇気がいるし、さらに激しく泣かれる可能性もありますが、少なくともあとで自分をホメてあげることはできます」(石原さん)
飲み会で上司が「今日は無礼講だ」と言ったら……?
「飲み会で上司が『今日は無礼講だ』と言った。大人らしい行動を選べ」という問いには、「仕事上での不満を述べる」(11.0%)「仕事以外での不満を述べる」(43.5%)「心のなかで不満を述べる」(45.5%)が選ばれた。不満を述べるというところに変わりはないが、それが仕事に向けられたものなのか、心にとどめておくかどうかで上司からの印象はかなり変わりそうだ。
「大人の世界に真の『無礼講』はありません。しかも『今日は無礼講だ』なんて言い出す上司ほど、ささいな無礼にカチンと来て、しかも根に持ちます。かといって、心の中で不満を述べるだけだと、上司は『俺がせっかく無礼講だって言ってるのに』と不満を抱くでしょう。ここは、仕事以外での無難な不満(会社の近所のラーメン屋がマズイなど)を述べて、上司を満足させておくのが大人のサジ加減です。いやはや、無礼な上司ですね」(石原さん)
このほか調査では、「いくら入っているのが、『大人のサイフ』だと思いますか」「大人の使う『今度』とはいつ頃を示すことが多いと思いますか」「『バタバタしてまして』のバタバタとは何を意味すると思いますか」「○○(同僚や友達など)のすっぴんを見たら別人でした。大人の反応はどちらだと思いますか」「電車に、乗れそうで乗れなかった時の行動をお選びください」「ポイ捨てする彼氏とは、付き合えますか」などユニークな質問が並んでいる。
調査結果は、新たに「大人」の世界に入っていく就活生や新社会人たちにはもちろん、歳を重ねた方にも役立ちそう! 自分がきちんと大人の振る舞いができているか、マナーを守れているか。今一度、確認してみてはいかがだろうか。調査の内容とそれに対する1000人の答えは、JT「大人たばこ養成講座」OTONA 100の? ウェブサイトで確認できる。