全国農業協同組合中央会(JA全中)は20日、「バケツ稲づくりセット」を希望する個人や学校へ配布する申し込みの受け付けを開始した。
バケツで手軽に米づくり
「バケツ稲」とは、バケツで育てる稲のこと。バケツで小さな田んぼを作り、種もみから稲を育てて米を収穫する。同事業は、JAグループが進める「みんなのよい食プロジェクト」の一つとして、米や稲作文化、農業の魅力を知ってもらうことを目的に平成元年から行っている。
同セットには、バケツ1個分の種もみ(コシヒカリ)・肥料・栽培マニュアルが入っている。バケツと土を用意すれば、庭やベランダなど場所を選ばずに稲作を体験でき、収穫した米を調理して食べることができる。
SNSで全国の仲間と稲づくり交流
今年から、SNS「バケツ稲づくりコミュニティ」を開設。稲づくりの過程を8つの栽培ステージに分けており、成長する稲の写真などを投稿して情報交換や相談ができる。ステージごとに、抽選で全国の米がもらえるプレゼント企画も実施する。
受付期間は、6月中旬までを予定(配布予定数がなくなり次第終了)。配布数は35万セットとしている。申し込み方法は、学校・教育団体の場合、FAXかハガキ、インターネットで。送料として着払いで全国一律1,030円の負担が必要となる。個人は、返信用切手140円分を同封して封書で送付。また、4月1日のSNS開設にあわせて「栽培モニター」を募集し、先着1万名に2セットを送料無料で送付するとのこと。
申し込みなどの詳細は、Webサイト「みんなのよい食プロジェクト・お米づくりに挑戦」で確認できる。