マイナビは、2015年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に「2015年卒マイナビ大学生就職意識調査」を実施した。調査期間は2013年12月1日~2014年2月28日で、9,705名(文系男子1,965名、文系女子4,381名、理系男子1,833名、理系女子1,526名)から有効回答を得た。
企業選択のポイント、全属性で「安定性ある会社」が増加
まず「大手企業志向」か「中堅・中小企業志向」のどちらであるか尋ねたところ、大手企業志向(絶対に大手企業がよい、自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよいの合計。以下同)の学生は前年比3.7pt増の44.9%と、2年連続の増加となった。中堅・中小企業志向の学生は50.6%と過半数を保っている。
企業選択のポイントについて聞くと、文理男女すべての属性で「安定している会社」が増加した。全体で前年比5.2pt増の27.3%となり、大手企業から連想できるようなポイントが上昇する傾向にある。「給料の良い会社」も前年比3.4pt増の12.4%、「休日・休暇の多い会社」も前年比1.4pt増の6.0%で、休日や待遇にこだわる傾向も高まっている。
行きたくない会社について尋ねたところ、「暗い雰囲気の会社」(36.3%)、「ノルマのきつそうな会社」(31.8%)が上位を占めたが、共に前年より減少している。しかし「休日・休暇がとれない(少ない)会社」(25.8%)や、「残業が多い会社」(10.3%)、「給料の安い会社」(10.9%)は、いずれも前年度より増えている。