29日から定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV(以下、dビデオ)」で配信されるスペシャルドラマ『相棒-劇場版III-序章』の予告編が、19日のテレビ朝日系ドラマ『相棒12 最終回スペシャル』(20:00~)内で放送され、その90秒版がYouTubeで公開された。

スペシャルドラマ『相棒-劇場版III-序章』

今回の予告編は15秒の特別版で、90秒版はYouTubeのほかdビデオ公式サイトでも公開。本作の舞台である廃船寸前の貨物船という"密室"で発見された2つの死体の謎に迫る捜査一課の伊丹憲一(川原和久)らを描いており、哀しい事件の一端が伝わる内容となっている。さらに、本作のオリジナルキャストも予告編で初公開。首つり死体として発見される男・梶山祥夫役を東根作寿英、その妻・梶山夏実役を森脇英理子、全身を殴打された死体として発見される男・井上浩和役を寺十吾が演じる。

予告編公開に合わせて、捜査一課の刑事を演じた3人からコメントが届いた。三浦信輔役の大谷亮介は、「普段のTVシリーズではあまり描かれない捜査一課の物語であることが一番の見どころです」と本作をアピールし、「壮大なスケールの映画に続く事件を描いているので、序章を見て感じたことをそのまま劇場に持って行ってほしいですね」と呼びかけた。

「今回の事件は暗く、重たい事件です」と言うのは、芹沢慶二役の山中崇史。「僕らもこの作品の持つ『哀しみ』を表現できればと思って演じました」と本作に込めた思いを語り、「TV・映画・dビデオと見る画面は違っても、そこに映るものは変わっていません。素晴らしい作品になったのでぜひ、ご覧ください」と振り返った。

伊丹憲一役の川原和久は、「密室の謎からたどり着く事件の真相は、決して現実には起きてほしくない哀しいものを描いています」と説明。「全体を通して、TVドラマで見ているような捜査一課ではない捜査一課が丹念に描かれているので、本作をぜひ、お楽しみください」と出来映えにも自信をのぞかせている。

ドラマ『相棒』は、2000年の放送開始から14年間続く水谷豊主演の人気シリーズで、映画はこれまでスピンオフ作品を含めて4作品が、4月26日からは5作目となる『相棒-劇場版III-巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』が公開される。今回のスペシャルドラマでは、劇場版最新作のきっかけとなる殺人事件が描かれている。dビデオスペシャル『相棒-劇場版III-序章』は、29日に配信をスタートし、毎週土曜に更新される(全4話・全編44分予定)。

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