Mozillaは18日、Webブラウザ「Firefox(28.0)」正式版をリリースした。WindowsやMac、Linux環境向けのデスクトップ版と、スマートフォンやタブレットPC向けのAndroid版が用意されている。MozillaのWebサイトからダウンロードできる。

Firefox(28.0)の表示画面

Firefox 28では、VP9コーデックでエンコードされた動画の再生や、HTML5でのvideo要素やaudio要素の適用、音声圧縮フォーマットOpusを利用したWebM動画の再生機能などが追加された。Mac OSでは通知センターがWeb Notifications APIもサポートする。また、通信プロトコルspdy/3が実装された。

Android版では上記に加え、文字の選択/カット/コピーの動作がAndroid OSネイティブと同等になたほか、URL予測機能、複数の共有ボタンの追加、検索プラグインOpenSearchの利用などが追加されている。

なお、ベータ版時点では、Windows 8 Modern UI向けに最適化されたインタフェースが搭載予定だったが、その後アクティブユーザーの少なさを理由に、米国時間14日にWindows 8タッチ版のFirefoxの正式リリースは断念するとの発表がなされていた。

対応OSは、Windows XP(SP2/SP3) / Server 2003 / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9。およびLinux(必要パッケージ) GTK+ 2.18以降 / GLib 2.22以降 / Pango 1.14以降 / X.Org 1.0以降 (1.7以降を推奨) / libstdc++ 4.3以降。