ソニーは3月19日、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX1」「NW-F880」シリーズ、メディア管理・転送・再生ソフトウェア「Media Go」、ワイヤレススピーカー「SRS-X9」、ハードディスクオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」「HAP-S1」、USB DAC アンプ「UDA-1」のアップデートを実施すると発表した。アップデートの実施時期はMedia Goが3月19日からで、ハイレゾウォークマンが4月中旬、それ以外は4月上旬となっている。

アップデートでDSDファイルの再生に対応する「NW-ZX1」(写真左)と「SRS-X9」(写真右)

ハイレゾ対応ウォークマン、DSD再生に対応

ハイレゾ対応ウォークマンの「NW-ZX1」「NW-F885」「NW-F886」「NW-F887」は、アップデートにより、DSDフォーマットの再生に対応する。DSDを聴く場合はリニアPCMに変換しての再生となり、フォーマットはDSF/DSDIFFのDSD 64(2.8MHz)は対応。

「Media Go」もハイレゾ音源に対応

「Media Go」はバージョンが2.7となり、DSD音源のウォークマンへの転送機能と、DLNAのサーバー機能が追加される。これにより、moraでダウンロードしたファイルを、他のサーバーソフトの管理に置かなくても、そのままネットワーク経由で再生できるようになる。

ワイヤレススピーカー「SRS-X9」もDSD対応

ワイヤレススピーカーの「SRS-X9」も、アップデートによりDSDフォーマットの再生に対応。ハイレゾウォークマンと同様に、リニアPCMに変換しての再生となり、フォーマットはDSF/DSDIFFのDSD 64(2.8MHz)に対応する。

HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」「HAP-S1」はradiko.jpに対応

HDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」「HAP-S1」は、新たにradiko.jpに対応する。本体、または専用アプリ「HDD Audio Remote」から選局などの操作が可能だ。

また、フォルダ機能も搭載。接続したPCから、HAP-Z1ESおよびHAP-S1のHDDにフォルダを作成することが可能となる。作成されたフォルダは、PCからだけでなくHAP-Z1ES、HAP-S1や専用アプリからも認識され、楽曲の検索性がアップする。さらに、本体や専用アプリから、楽曲の削除、楽曲情報の再取得が可能となる。

Mac OSでのDSDネイティブ再生に対応 - 「UDA-1」

USB DACアンプの「UDA-1」は、Mac OS用のプレーヤーソフト「Hi-Res Audio Player for MAC」をバージョンアップする。これまで、DSDはDoPでの再生にしか対応していなかったが、新たにネイティブ再生にも対応する。動作環境は、64bit版MAC OSの11.6/11.7/11.8と32bit版MAC OSの10.6/10.7。